ディレクティブ

概要

もし AngularJS を以前使ったことがないのであれば、あなたはおそらくディレクティブ( Directive )とは何であるか知らないでしょう。ディレクティブとは、 DOM 要素に対して何かを実行することをライブラリに伝達する、マークアップ中の特別なトークンです。Angular のものと比べ、 Vue.js でのディレクティブのコンセプトは徹底的にシンプルです。Vue.js のディレクティブは、下記のフォーマットのように、接頭辞のついた HTML 属性の形でのみ表されます。

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<element
prefix-directiveId="[argument:] expression [| filters...]">

</element>

シンプルな例

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<div v-text="message"></div>

このように、接頭辞はデフォルトで v です。このディレクティブ ID は text で、expression は message です。Vue インスタンス上の message プロパティが変更される時は常に、このディレクティブは Vue.js にdivの textContent を更新させます。

インライン Expression

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<div v-text="'hello ' + user.firstName + ' ' + user.lastName"></div>

このように、私達は単一のプロパティキーの代わりに、 computed expression を使用します。Vue.js は expression が依存しているプロパティを自動的に監視し、変更があったときは常にディレクティブを更新します。非同期なバッチ更新のおかげで、もし複数の依存関係に変更があったとしても、 expression はイベントループ毎に一度だけ更新されます。

特に副作用(イベントリスナ expression を除く)のあるステートメント (statement) の場合には、テンプレート内でロジックが過多になるのを避けるため、 expression を賢く利用してください。テンプレート内でロジックの使いすぎを防止するため、 Vue.js でのインライン expression は 1ステートメントのみ に制限されています。更に複雑な操作を要するバインディングには、代わりに Computed Properties を利用してください。

セキュリティ上の理由のため、インライン expression では、現在のコンテキストの Vue インスタンスおよび、親のプロパティとメソッドにのみアクセスできます。

引数

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<div v-on="click : clickHandler"></div>

いくつかのディレクティブでは、keypath または expression の前に引数が必要です。この例での click 引数は、v-on ディレクティブによって click イベントを監視し、そして ViewModel インスタンスの clickHandler メソッドを呼び出すことを表します。

フィルタ

DOM の更新前に値をさらに加工するために、フィルタを directive keypath もしくは expression に追加することができます。フィルタは、シェルスクリプトに見られるようなパイプ (|) で表されます。詳しくはフィルタを参照してください。

複数の節

カンマで区切ることで、一つの属性内の同じディレクティブ内に、複数のバインディングを定義することができます。これらは、内部では複数のディレクティブインスタンスとしてバインドされます。

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<div v-on="
click : onClick,
keyup : onKeyup,
keydown : onKeydown
">

</div>

リテラルディレクティブ

いくつかのディレクティブはデータバインディングを生成せず、単に文字列リテラルを属性値として取ります。例えば、v-ref ディレクティブでは下記のようになります。

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<my-component v-ref="some-string-id"></my-component>

このように、"some-string-id" はリアクティブな expression ではなく、Vue.js はそれをコンポーネントのデータからルックアップしようとしません。

いくつかのケースでは、リテラルディレクティブをリアクティブにするために Mustache 構文を使用することができます:

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<div v-show="showMsg" v-transition="{{dynamicTransitionId}}"></div>

しかしながら、この機能を持つディレクティブは v-transition だけということに注意してください。他のリテラルディレクティブ(例:v-ref)内の Mustache 表現は、 一度だけ 評価されます。ディレクティブのコンパイル実行後、値の変化に反応することはありません。

リテラルディレクティブの全リストは API リファレンス 内にあります。

エンプティディレクティブ

いくつかのディレクティブは、属性値すら期待せず、単純にその要素に何かを一度きり行います。例えば v-pre ディレクティブでは下記のようになります。

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<div v-pre>
<!-- この内部のマークアップはコンパイルされません -->
</div>

エンプティディレクティブの全リストはAPI リファレンス 内にあります。

では次に、フィルタについて説明しましょう。